2010年6月10日木曜日
事を成すのは長い旅
「インビクタス」を見ました&読みました。
南アフリカのマンデラ元大統領とラグビーワールドカップの話です。
エジプトに行く機内で映画インビクタスを見て感激し、帰りの機内でも二度見し、帰国後原作の小説インビクタスを買って読んだ。
とにかくまあ、映画も小説もすごいです。
ぜひ見て&読んでいただきたい。超おすすめ。
映画はマンデラが刑務所から釈放されて大統領になるところから始まるけど、小説では大統領になるまでに本の半分が割かれている。
マンデラがアパルトヘイトに反対する政治犯として終身刑で投獄されてから釈放まで26年、大統領に就任するまで実に30年かかっているからだ。
マンデラは刑務所で看守から白人の言語を学び、白人の考え方や生活習慣を学び、丁寧に忍耐強く白人たちとの対話を重ねて釈放を勝ち取り、ついには大統領になり、自分を虐げた白人に復讐することなく融和を図り、アパルトヘイトをなくした。
すごいとか、尊敬するとか、何を言ってもうすっぺらにしか響かない。
30年ですよ、30年。
しかも終身刑で、どうして希望を失わなかったのか、想像もできない。
レベル感は違うけど、ジョブズがアップルを追放されてから、iPadを発表して時価総額でマイクロソフトを抜いた今年まで25年だ。
「事を成す」のは長い旅、スピードや時流に乗ることも大事だけど、旅を続けられるかどうか、意思の力が最も大切なのだなあと思った。
逆に言えば、孫正義氏は「登る山を決める」と言うけど、成果が出るか確証がない状態でも30年続けられる仕事または事業を、選んでいるかということだ。
irukaは・・・もし最初の数年でぜーんぜん売れなかったら、正直言って30年はちょっと自信がない。
僕はやっぱり凡人なのかなあ。
まあでも、凡人なりに、やるだけやってみます。
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写真はスフィンクスとピラミッド。
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