2016年8月30日火曜日

iruka T6レビュー 〜スリープモード編

以前も書きましたが、前職では職場のビルに駐輪場がなかったので、自転車通勤の際はDAHONヘリオスを折りたたんでオフィスに持ち込んでいました。

当初はオフィスにポツポツと空きスペースがあったので置き場所には困りませんでしたが、年に2倍のペースで人が増え続けていたので、スペースが足りなくなったらまずいなあと、結構気をもんでいました。

まあ最悪、自分の机の下に突っこめばいいだろう、そう思ってある日試してみたら、何と入りません。
机の高さは70cm、DAHONヘリオスの折りたたみ時の高さは65cm。ぱっと見は入りそうでしたが、机の天板と引出の厚みがある分だけ足りないのです。

というわけで、irukaは最初から一般的な事務机の下に入る折りたたみ形状・サイズにしようと考えていました。

高さ60cmを切ることを目標に設計を考え始めましたが、そのうち、どうせなら50cmを切りたいと思うようになりました。
というのも、新幹線は前の座席との間(座面前端から前席の背もたれまでの距離)が50cm強なので、折りたたみ時の高さが50cmを切り、厚みが30-40cm程度で縦置きが可能な形状であれば、足の間に置けるのです。

DAHONは車両の最後尾の席の裏にしか置くことができず、輪行のときはいつもホームで列車を待ちながら、自分が乗る車両の最後尾スペースを確保できるか、やきもきしていたものでした。
最後尾スペースは早い者勝ちなので、空いていなければ別の車両に移るか、デッキで立っているしかありません。
自分の座席に置ければ、もちろん窮屈ではありますし、お隣の席の乗客に気を遣うことにはなりますが、それでも輪行の心理的なハードルはだいぶ下がります。

18インチ×1.50のタイヤの直径が約43cmですから、折りたたみ時に車輪径内に車体がすべてほぼ収まっていれば、高さ50cmをクリアしていることになります。

その結果できたirukaのスリープモードがこちら。毎度モザイクですみません。



この写真ではサドルを引き抜いてしまっていますが、サドルを入れても、座面が車輪の上端よりほんの少し上に来るくらいに収まります。

というわけで、irukaスリープモード、高さ50cmを切っております。切っております。大事なことなので二回言いました。

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冒頭の写真は安曇野にて。送電線と青空。グリッド。


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