2010年2月2日火曜日
世界はフラットだ(東京を除く)
少し前だけど、高城剛氏(沢尻エリカさんのご主人として有名なハイパーメディアクリエイター)の旅行に関する著書(サバイバル時代の海外旅行術、70円で飛行機に乗る方法)を読んで、ファンになってしまいました。
「日本のガイドブックは情報が致命的に少ない/広告が多いく公平性に欠ける/行ったことのない人間が匿名で書いている→外国のガイドブックを使うべし」とあったのを読んで以来、ケヤキ坂のTSUTAYAとか洋書がある書店に入るとLonely Planetを立ち読みしたりしている。
英語だから読むのは苦労するけど、確かに質も量も日本のとは彼我の差がありますな・・・。
広告もゼロ(記者はホテルや店からリベートを受け取ったらクビになるとか)で、何と言うか、作り手の矜持みたいなものを感じる。
逆に日本はどう書かれてるのかとLonely Planetの東京ガイドを読んでみたら、これが面白い。
例えば「食事」のページを見ると、店の情報以外にも食事マナーなんかもかなり細かく載っていて、「箸をごはんにぶっ刺すな」とか「箸から箸に食べ物を渡すな」とか「乾杯でチンチンて言ったら笑われるぞ。なぜなら(以下略)」なんて載ってたりする。
で、中にbicyclingというページもあり、「東京で自転車に乗るのは快適で良い経験になるよ。おすすめ」的なことが書いてある。
それはもちろん同意なんだけど、これはちょっと違うだろーと思った一文があった。
Tokyo is pretty flat
思うに東京クラスの大都市で、これほど起伏の激しい街はなかなかないんじゃないか。
ニューヨークなんかドがつくフラットだし、ロンドンも平と言ってよいと思う。シンガポールや上海も然り。バルセロナやパリなんかは街の外れ近くに「◯◯の丘」みたいな高台エリアがあるけど、街中至るところ坂だらけ、という国際的大都市は東京以外ではローマくらいじゃないか。あと番外でリスボンと。
車や電車だと意識することはないけど、自転車で移動すると街の表面感覚というか、起伏の有無が嫌でもわかる。
だからでしょう、街によって流行る自転車/生まれる自転車が違うのがまた面白い。
irukaの走行性能の話と合わせて、次回に続けてみたいと思います。
--
写真は日の出直前のアラビア砂漠。ドバイ。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
1 件のコメント:
Tokyo is pretty flat
文京区在住なので、同じくこれは異論あり!です。
坂ばっかりです…。自転車で恵比寿辺りまで行くと、いくつ坂を上がり下がりするのか…と思います。
でもその坂が楽しいんですけどね。権田原とか。
irukaの完成、楽しみにしています。
コメントを投稿