2010年5月24日月曜日
Let's Go Global
Twitter経由で面白いブログエントリを見つけたので反応してみる。
曰く「電通・博報堂など総合系からオプト・サイバーエージェントなどネット系まで日本の広告関連企業の時価総額を合計しても約1.2兆円。Googleの時価総額14兆円の1割にも満たない。愕然」と(時価総額の計算は2010/5/21付)。
筆者の方は特に要因の分析はぜず「アメリカでは広告関連技術のイノベーションが盛ん」と書くにとどめているが、この時価総額の彼我の差は(イノベーションの力の強弱ももちろんあるが)僕は対象とする市場の違いが最大の要因と思う。
Googleは2兆円を超える売上のうち実に53%を米国以外から上げているのに対して、例として電通は1.7兆円の売上のうち海外売上はわずか9%。
僕の古巣のオプト含め、日本の広告関連企業はあまねく、ほぼ純粋なドメスティック企業なのだ。
広告費はGDPに、GDPは人口に(ざっくりだけど)比例する。
2008年の日本のGDPは世界の8%。さらに人口減が予想される日本だけを市場とする企業群の時価総額合計が、グローバル市場を対象として高いシェアを持つGoogle1社の1割にも満たないのは、合理的と言ってよいと思う。
率直に言って、僕はオプト在職時にはグローバル化の必要性は強くは感じていなかったし、実際に行動もしていなかった。
なんだけど、実際は上記のような状況なので、後輩諸君よろしく頼むw。ふがいない先輩ですまんww
irukaは・・・書くことで自分を追い込もうと思ってる面もありますが・・・、デフォルト世界で行きたいと思います。
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写真はエジプト、カイロのイスラム地区。
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