2009年10月1日木曜日
海外諸都市自転車覚え
前回はパリのベリブについて書きましたが、仕事柄というわけでは全くないけど、結構いろんな都市でレンタル自転車に乗ってきました。
コミュニティサイクル:パリ、オスロ、セビリア
普通の貸し自転車:ニューヨーク、ハイデルベルク、アムステルダム、アンコールワット周辺、ローマ、フィレンツェ、バルセロナ
文句なしに最高なのはアムステルダム。
市街の道はほぼ100%自転車専用レーンがあるので(オランダ全土では自転車道路の方が自動車道路より長い)安全にビュンビュン走れる。小規模な自転車スタンドが至る所にあるから駐輪の場所にも困らない。さらに、埋め立ててできた街だから真っ平らだし。
行かれた方はぜひ自転車移動を試していただきたい。東京もそれほど悪くないけど、それでもホント何というか、ケタ違いに快適です。まさに自転車先進都市という感じ。
オスロも良かった。海沿いなのに坂が多くて自転車レーンもほとんどないけど、とにかく車が少なくて走りやすかった。
帰ってから知ったけど、オスロは市内への自動車乗り入れを有料化すること(ロードプライシング)で車の数を劇的に減らしたとのこと。
日本も東京一極集中ぶりを考えると、高速道路無料化した上で東京への自動車乗り入れを有料化するのがいいかもしれない。
パリもベリブ始めるのと同時に何らか自動車の乗り入れ制限をすべきだったな。
ニューヨークは真っ平らで走りやすいんだけど、残念なのは自転車を借りてもカギがついてないこと。借りてる間はずっと乗ってろと。駐輪するなと。盗まれるから。仕方ないのでマンハッタン外環の自転車&ジョガー専用道路みたいなとこを中心に走って、これはこれで楽しかったけど、ポタリングできないのは魅力半減。
最悪はローマかな。ニューヨークと同じくカギなし、パリと同じく車がハンパなく多く(その上運転が荒い)一方通行の道だらけ、さらに坂が多く、さらにさらに石畳が多いのでガタガタ走りにくい。と、いいとこ皆無ですね。。。自転車乗りの観点ではね。
と書いてみて改めて思ったけど、そう、東京はそれほど悪くない。
自転車レーンはないけど幹線道路を避ければそーんなに車も多くないし、運転も総じて荒くないし、駐輪場は少ないけど治安はいいから道ばたに置いておけるし、坂の多さはいかんともしがたいが。
自転車インフラも含めて、あとちょっと、あとちょっとで東京はもうワンランクいい街になると思うのですよ。
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写真はチッピングカムデンの街並。コッツウォルズ地方の建物はあまねくライムストーン(石灰岩)でできている。統一の美しさ。楳図かずお氏みたいな人はいません。どの街も小さく、メインストリートを一本裏に入ると牧草地や畑の丘陵が広がっている。
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2 件のコメント:
自転車でパリの世界遺産をいくつか回った松嶋なほみが
「知らない土地なのに地元民の気持ちが味わえる乗り物」と言ってました。
自転車だけがそんな気分になるのは
一番土地の起伏を感じる乗り物だからでしょうか?
ニューヨークの鍵無し自転車は・・・自転車メリット8割減ですね。
・電車に比べると、街中を連続的に移動すること(電車は駅と駅の間が不連続)
・タクシーに比べると、前面全て視界であること(タクシーはほぼ横のみ)、移動スピードが適度であること
・そして何より、体がむき出しであること
が要因なんだと思います。
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