2009年11月4日水曜日
会社の存在意義
ひところ「会社は誰のものか」の議論が盛んだったけど、「会社は何のために存在するか」はあまり話されることがない気がする。
ものすごく乱暴に言うと
1. 利益を生むため
2. 雇用を生むため
3. 事業を行うため
の3つが回答としてありえるかと。
正解などなく、どこにどれだけウェイトを置くか経営者の価値観の問題だと思うが、僕は3だと思っている。というか3が好き。
会社は事業を行うこと、すなわち事業を通じて社会(その中に顧客が含まれる)に何らかの価値を提供するために存在していて、利益も社員も事業を行うためのリソースである、という考え方。
やりたい事業があり、その実現のために会社が必要である、と。
だから「この事業の発展が社会を直接良くすると自分が信じる事業」があればそれに没頭するのがハッピーだし、それが真にイケてる製品やサービスを生み出す必要条件の一つだと思う。
事業よりも人ありきとか、成長分野なら何でもやるという考え方は、アリとは思うけど、僕はちょっと違うな。つか、そうはしたくない。
古巣オプトの創業時は「まず起業ありき」で何を事業とするかは手探りだったけど、今はやりたいことが明確にある。
株式会社イルカは「折りたたみ自転車irukaの製造販売を通じて『常に自転車と共に行動するライフスタイル』を広めることで、ベンツに乗るより自転車に乗る方がイケてると言われる社会を実現する」ために作った。
まだ製品はできてないんですけどねw
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写真は薄暮のパリ。
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