2014年12月1日月曜日

プレゼンしてきた

ライフワークである東京の自転車環境改善のための活動として、+1 LANE PROJECTと並行して、三菱総研が主宰する「レガシー共創協議会」というコンソーシアムに参加しています。

「オリンピックを機に、オリンピック後の未来にも長く役立つレガシー資産をつくろう」という趣旨の元、300社ほどの企業が集まって国と都への提言を考える、という集まりです。

僕は「東京都における自転車走行空間ネットワーク構築」を提案して、提言書に入る40の事業提案のひとつに採択され、さらに11月27日に行われた「レガシー共創フォーラム」というイベントで代表6組の一人としてプレゼンの時間をいただきました。

なので行ってきた。

会場は早稲田大学の大隈講堂。
目白の自宅から至近なので当然自転車です。

前のりして早大生御用達のメルシーという店でラーメンをいただきました。
クラシカルでなつかしい感じの醤油味。

大隈講堂の中。
初めて入った。

前半は公的部門の方々がご登壇。
オリンピック組織委員会とか内閣官房とか経産省とか文科省とか。

そして出番。
全登壇者&全関係者中ひとりだけスーツじゃなかったw

1,000人以上入ってました。

プレゼンの様子はこちら。自分で言うのもなんだけど悪くなかったと思うw



懇親会では光栄にもたくさんの方から声をかけていただき、多くの前向きなフィードバックをもらいました。

と同時に「誰がどう考えてもやるべきなのに、なんでできてないんですかねえ?」とも。

はい、まず物理的にできない理由はありません。
詳しくは書きませんが「東京は道が狭いから」なんて、完全な思い込みです。
また、プレゼン中でも触れていますが、経済的にできない理由もありません。

都内には国道・都道・区道があり、ネットワーク形成のためには国・都・区が連係しなければならないのにできていないこと、都庁内に自転車に関わる部署が複数(10以上?)あって権限と管轄が分散してしまっていること。この2つが最大にして最もクリティカルな問題であると認識しています。

東京都のリーダーシップの問題、と言ってしまえばそれまでですが、一方で、実際に行政側で実務に携わる立場になってみると、本当に難しいことなんだろうな、ということも理解しているつもりです。
民間企業でだって、縦割り打破は言うはやすし行うは難し。
まして役所においておや。

ですので、行政に対してテーブルの反対側から「東京都、早くつくれや、おら」と無責任に要求するのではなく、行政とテーブルの同じ側に座って「一緒につくる」「一緒に考える」という座組を築いていきたいのです。

というわけで、都庁など行政の立場にいらっしゃって、何か思うところがある方は、ぜひご連絡ください。
まずは完全非公式、行政対市民ではなくただの一個人同士として、会ってお話ししませんか。もちろん秘密厳守。masakikoba@gmail.com までお願いします。

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冒頭の写真はドブロブニクの夕焼け。毎度ながら内容に関係なし。