2010年9月8日水曜日

割と真顔でネットをリスペクトしてみる その2


僕は時々ふと「ああ、ネットってすごいなあ」と心から思います。
昨日もTwitterでブルーハーツの「1001のバイオリン」の歌詞がTL上を流れていったのをきっかけに思い出したので、忘れないうちに書いておきます。

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今年の春頃、宮崎あおいが1001のバイオリンを歌うCM(何のCMか忘れた)がネットで話題になり、曲そのものにも再び脚光が当たった。
が、なにせ1993年発売の曲だからCDなんてどこにも残ってない。リアルのCDショップはもちろん、Amazonでも新品・中古ともにすぐ在庫切れ。
一方で、在庫なんて関係ないiTunes Store上では大ヒット、最新のアーティストの曲を抑えて、何日間かチャート一位だった。

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今年7月、日本証券業協会が未公開株詐欺を防止するために「上場前に個人から出資を受けたベンチャーは上場できない」というとんでもないルールを作ろうとして、パブリックコメントを募集した。
有名会計士の磯崎哲也さん(元mixi監査役など。僕も知人に紹介をせがんでランチをご一緒させていただいたことがあります)らがTwitterやブログで「こんなルールができたら日本の新興企業マーケットは死滅する。反対意見のパブリックコメントを提出しよう」と呼びかけた。
通常パブコメがいくら集まっても結論が変わることはないと言われているが、本件では百通をゆうに越す反対意見が寄せられたことを証券業協会も無視できず、成立は見送られた
微力ながら僕も生まれて初めてパブコメを提出しました。

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両方ともネットがなければありえなかった出来事でしょう。
僕は、「ネット的」、すなわち所属とか肩書きとか地位とか関わりなく人と人がつながることで善なること・面白いこと・楽しいことをなせるのは素晴らしいと思っていて、その力を割と無邪気に信じています。
その点、自転車というのは極めて「ネット的な」乗り物だと思っていて、僕はネット業界は離れたけど、irukaを通じて「ネット的な世界」を実現していきたいと思っています。

マイケルジャクソンのダンストリビュートもすごかったもんなあ。

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写真は御宿海岸の砂防林。


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