2012年3月10日土曜日

台北サイクルショーに行ってきた


台湾のコーディネーターおよび工場との打合せがてら、台北サイクルショーに行ってきました。
ミーティングの内容は、今はちょっと詳しく書きづらいので、今日はサイクルショーについて。

台北ショーは、上海ショー、ドイツユーロバイクに並ぶ世界三大自転車ショーの一つです。

日本にも国内最大規模の自転車ショーとして秋の「サイクルモード」があるけど、台北ショーとは、ちょっと、というかかなり違う。

違いを一言で言うと、日本のサイクルモードは国内外メーカーが日本の消費者に製品をお披露目する「B2Cのプロモーションの場」であるのに対し、台北ショーは主に台湾メーカーが海外企業に自社製品を売り込む「B2Bの商談の場」である、ということ。

日本は、自転車製造業はほとんど存在しない一方(昔、日本人の人件費が安かった頃はいっぱいあったけど)、マーケットとしてはそこそこ大きい。
かたや台湾は中国と並ぶ「世界の自転車工場」である一方、人口2300万人でマーケットとしては大きくない。

ので、客層も違うしコンテンツも違う。
サイクルモードの客層は日本人のエンドユーザーがメインで、試乗コーナーとか有名人のトークショーとかエンドユーザー向けコンテンツが充実してる。開催期間も金土日。

台北ショーの客層は欧米はじめ雑多な国のバイヤーがメイン。エンドユーザー向けコンテンツはほとんどないかわりに、どの企業もブースの裏手や二階に商談コーナーを作ってがっちり営業にいそしんでる(出展代金は面積で決まるから、ブースを二階建てにして上に商談スペースを作れば安く上がるわけ)。開催期間は水木金土。

僕は三回目の参加だけど、最近はやっぱり電動アシストが熱い様子。
バッテリーもモーターも小型化が進んで、形状もだいぶ自由に作れるようになり、「いかに電動アシストぽく見えないか」がかなり進んできた感じ。
日本は電動アシスト車の規制が厳しくて、海外メーカーもあまり積極的に日本に進出してこない。ガラパゴス化の予感。

写真貼っときます。

会場の南港エキジビションホール。


中に入るとブースいっぱい。


デザインアワードは毎年やってる。今年の入賞作の一つ。


進化著しい電動アシスト自転車。ダウンチューブにバッテリーを埋め込んだタイプ。


同じく電動アシスト。こちらはシートポストにバッテリーが。


GIANTの電動アシスト車。見た目は野暮ったいけどチューブに埋め込むより交換は楽かも。


シートポストにモーターを埋め込んだ電動アシスト車。よく考えるもんだね。


もちろん折りたたみ車もチェック。でも最近は大きなイノベーションはないね。やはりirukaが待たれるw


おまけ。台北市内。スクーターだらけ。みんな自転車乗ろうよ。


--
冒頭の写真は台北市街の密林的街路樹。やはり熱帯の国なのだ。


0 件のコメント: