2009年1月9日金曜日
民主党は定額給付金をバカにできない
民主党が「製造業の派遣労働禁止」を提案するという。
アホだ。
まったく意味がわからない。
派遣を禁止された企業はどうするか?
派遣社員を全員正社員として雇いなおすか?
んなわけない。
企業はギリギリのギリギリまで採用を減らすだろう。
今の日本では、正社員にしたら解雇することは事実上不可能だから。
その結果、今よりも失業は増える。
「派遣がかわいそう、大企業は悪だ」という大衆のセンチメントに迎合した、ただの人気とり政策でしかない。
民主党は昨年も「ガソリン値下げ隊」などといってガソリン税の暫定税率廃止を訴えた。
ガソリン税はピグー税(環境悪化など社会にマイナス効果を与える製品に高い税率をかけて消費を抑制する考え方)の典型であり、税率を下げることは国際的には非常識中の非常識だ。
要は、選挙のことしか考えていない人気とり政党ということだ。
ビジョンも戦略もない。
民主党だろうが自民党だろうが「同じ人種」がやっている限り日本は変わらないと思う。
「同じ人種」というのは「議員歴の長い政党政治家」ということだ。
議員の行動原理は「選挙で勝つこと」だから、議員生活にどっぷりつかった政治家は、本質的・構造的な問題解決よりも目先の選挙で票がとれる人気とり政策(それも投票率の高い高齢者向けの)しか打ち出すことはできない。
「違う人種」、すなわちオバマ氏のような40代以下の若手か、企業経営者だった人物が政権を担うべきと思う。
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写真は小石川後楽園にて。真っ赤な日よけ傘が突っ立ってました。
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