2009年4月25日土曜日
ライズ師匠、お助けください
アル・ライズ師匠の教え「ライン拡大は短期的には売上を増やすが、長期的にはポジショニングを曖昧にしてブランドを衰退させる」を絵に描いたような反面教師の事例。
東芝、ダイナブックブランドでネットブック発売
富士通、FMVブランドでネットブック発売
ダイナブック(およびFMV)は、ビジネス向け高機能機も、家庭向け入門機も、リビングで使えるAV複合機も、デザイン重視の薄型機も、そしてネットブックも全て取り揃えておりますよ、と。
まあネットブック出す前からとっくにライン拡大しまくってるから、いまさら同じか。
ちなみにネットブックの市場シェアは1位エイサー、2位アスースと台湾勢がワンツーフィニッシュ。
こちらはライズ師匠の「後発プレーヤーはマーケットを細分化して新しいカテゴリを作り、新ブランドで勝負すべし」の見事な成功事例ですね。
ラップトップPC市場には既に支配的なプレーヤー(デル、HP、アップルなど)がいたが、「ネットブック(=機能限定・小型・低価格ラップトップ)」という新カテゴリを定義し、エイサーはAspire、アスースはEeeという新ブランドを投入して一気にシェアをとった。
エイサーは1976年設立(自社ブランド製品を初めて出したのは1981年)、アスースは1989年設立。
それに比べて、よく考えると高度成長期より後に生まれた日本発のグローバル企業って皆無じゃない?
戦後発グローバルベンチャーの雄ソニーもあんなだし(今度は高音質ウォークマンで勝負、ですってね。。。)、別にナショナリストじゃないけど、ちょっと悔しい。
いや、オレががんばるぞ。ニッチだけど(笑)。
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写真はレンソイス。はしゃいで走り回ってるのは相方。
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