2011年8月8日月曜日

工業製品と美しさ


愛用のiPodクラシックに、ガタがきはじめた。

箱状のステンレス部に、前面のアルミ部カバーが嵌めこまれているわけだが、嵌め込みがゆるんできたのか、アルミ部が浮いて隙間ができている。

ネジや溶接を使わずに組み立ててある分すっきりして美しいが、圧入してあるだけなのでステンレス部の外縁が少しへたるだけで嵌め込みがゆるんでしまうのだ。
買ってからちょうど1年だから、ちょっと早いよね。



これは非常に重要な示唆で、工業製品において、美しさと強さを両立するのは簡単ではない、時としてトレードオフであるということ。

自転車も溶接やネジ止めを使わずに組み立てることができたらだいぶ印象が変わるはずだけど、現時点では技術的に無理。
irukaは主にアルミチューブを溶接してフレームを作るので、量産時には特にビード(溶接痕)をどこまで処理するかが強度・コストと美しさの見合いで重要な判断になってくる。

まあ、量産前にまずは試作第三弾。
今日は本来中国の工場でミーティングしているはずが、台風で出発便が飛ばずリスケになったので暇ですw

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僕はAppleの犬なので、逆に新モデルが出たら悩まず買える理由ができてうれしかったりするw 倒錯してるなあ。

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冒頭の写真は御宿・岩船海岸に至る隧道出口。鎌倉の切り通しみたいでなかなかの風情。


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