2011年8月16日火曜日

試作第三弾スタート


先週日曜、中国でのiruka試作第三弾ミーティングに向かおうと成田に着いたら、上海の台風でまさかの欠航。
振替便も満席だったが、空港でMacを開いて格安航空券サイトからチケットを取りなおし(インターネット万歳)、水曜の便で中国に飛ぶことができた。

ミーティングは生産的だったけど、実はミーティングそのものに至るまでいろいろありw
試作第三弾は、第二弾を作った江蘇省・太倉市の工場ではなく、常州市にある台湾資本の工場Y社で進めている。

太倉市の工場の経営体制が変わって不都合が出てきたため、プロジェクトの窓口であった台湾企業W社(太倉市の工場に同居して営業マーケ部門を請け負っていた)が新たにY社を製造委託先としてアレンジした、というわけ。

Y社は欧米ブランドを中心に年間300万台の自転車を製造する指折りのOEMメーカーであるとともに、自社ブランドで某メジャー折りたたみ自転車も展開している。
自転車業界人曰く新参ブランドがOEMを打診しても通常は相手にされないそうだが、今回はW社社長の父親とY社社長が親しいため受けてもらえることになったらしい(中国人は我々が思っているよりもはるかに人間関係を重んじるように思う)。
さらに欧米の販路や知財管理の実績(早く言えば中国の違法コピー品対策)も豊富にあるなど、製造のみならず販売のパートナーとしても心強い。

一方で、引く手あまたの巨大工場なので、ロットが大きいとは言えないirukaの生産にどれだけ注力してもらえるかなど、課題もある。

良い方向に進んでいるけど、まだそう簡単にはいかないと思っている。
というか、そう簡単にはいかないと思っておいた方が良いということを知っている、という感じか。

これまで見た中でケタ違いに大きかったY社工場の写真をどうぞ。











やはり入り口には巨大な壺が。お約束。


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冒頭の写真は安曇野・烏川渓谷にて、ヤマアジサイ。


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