僕は行ったことないけど、最近雑誌か何かで知った「一蘭」というラーメン屋についてです。
博多発祥で大阪や東京にも進出しており、それなりに評判も良く繁盛している様子。
でですね。頭いいなーと思ったのが、全ての席が隣席と板で仕切られて半個室状態になっていること。
「味集中カウンター」と呼ぶそうで、サイトを見ると「周りが一切気にならないため(中略)ラーメンの美味しさをより深く味わっていただけます」とある。
なんだけど、真の狙いは
複数名で来た客をバラけさせること
でしょ。
外食業界も戦略的な人たちは多いようで、この店もメニューはラーメンのみという典型的なフォーカス戦略をとっている。
単品フォーカスは行列ができるような繁盛店になるためのMust戦略だが、弱点は「客単価が上がらない」こと。
サイドメニューのクロスセルによる単価積み上げがないし、酒類の出も限られる。
となると、利益最大化のためにできるのは「回転率を極限まで高める」こと。
回転率向上の最大の敵の一つが「空席数と人数のミスマッチ」。
お二人別々でしたらすぐにお座りいただけますが・・・に対して、ふにゃけたカップルが「隣じゃないと嫌だ」と言うような状況ですね。
空き席のアイドルタイムが発生するし、列全体の待ち時間も長くなる。
それがこの味集中カウンターでしたら万事解決ですわ。
どうせ隣に座っても板で仕切られちゃうんだから別々の席でいいよ、と件のふにゃけたカップルも離れた席を受け入れるわけですね。
頭いいなーと感心しながらも、あざとい感じもしてちょっと嫌だな。。
策士策に溺れぬよう、僕も気をつけたいと思います。
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写真は御宿の夕焼け空。蜩の鳴き声なんか聞こえてくると気分が出る。
1 件のコメント:
一蘭すごい好きです!私ラーメンは相当好きなんですけれども,割とどこでも大体おいしく感じてしまうんですが.
一蘭、一番好きです.
8月11日の悩みは解決しましたか??
是非つけて欲しいです.
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