2008年11月21日金曜日
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」はなぜまかり通るのか
一昨日の日経夕刊一面にも出ていたが、オバマ氏が新政権での温暖化対策方針を打ち出した。
曰く「2020年までにCO2排出量を1990年水準まで削減、2050年までにさらに80%削減」と。
ブッシュ政権は「2025年までにCO2排出の伸びをゼロにする」などと言っていたので、非常に大きな進歩。
ところで、日本でも(日本だけではないだろうが)温暖化対策には根強い反対論があるようだ。
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」という、Amazonにリンクを貼るのもいまいましい駄本があるが(あまりに駄本なので内容には触れない)、この本の著者を筆頭に現状の温暖化対策に対して異を唱える人たちがいる。
僕もいくつか書籍や記事を読んでみたが、彼らの主張をざっくりくくると以下2点か。
1. 温暖化の原因はCO2だと「まだ」断定できたわけではないのにCO2削減に走るのはおかしい
2. 京都議定書の内容は日本に不利だ、国益に反する
うーん、真剣に反論するのもアホらしいけど。。。
1については、百歩譲ってCO2が主原因と断定できていなくても、可能性が高いと判断した時点で手を打つのは当たり前だろう。ただでさえ効果が出るまで時間がかかる問題なのだから。それに、もし万が一CO2主犯説が誤りだったとしても、石油の代替エネルギー開発、省エネルギー省資源、森林保護、都市緑化といった諸取り組みは地球と人類にとって不可欠だ。
2については、視野が狭く浅い、以上、の一言で十分だろう。「日本は諸外国に交渉負けした」みたいな論調も見られるが、交渉の勝ち負けなど関せず自ら厳しい目標を負って世界の範となる、これでいいじゃん。日本ぽく、サムライぽい。ダメ?
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写真はバルセロナの市場。
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1 件のコメント:
それってアリだと思うよ。
だから環境問題に関しては
石原都知事の考え方って
いいと思うんだけど、ダメ?
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