2008年11月25日火曜日

もし中国人が全員車を持ったら


アメリカのビッグ3、どうなってしまうのでしょう?

公的資金2兆円以上の救済融資、どうかと思う。回収できそうにないもの。
新聞に出てた議会とGM社CEOの会話が笑えた。

議会「融資したら再建できると約束できるか?」
CEO「景気が回復すると断言してくれるなら約束する」

ダメだ、やっぱ融資やめた方がいい(笑)。
日本の産業再生機構みたいな仕組みにはできないのかな?

全世界の自動車台数は現在9億台。普及率は平均7.2人に1台。
しかし平均は平均でしかなく、国ごとに大きな開きがある。

米国の1.2人に1台、日本の1.7人に1台など、先進国は1台2人を下回る普及率。
一方、新興国の代表である中国とインドはいまだ100人以上に1台。

もし人口13億人の中国と人口11億人のインドで普及率が先進国並みになったら、世界の自動車総台数はゆうに今の2倍を超えてしまう。

恐ろしい。
恐ろしいけど、中国人やインド人に「自動車買うな」と言うのは身勝手というものだろう。

止めることはできないけど、まだ時間はある。幸い(と言ってはいけないが)今回の金融危機で新興国の経済成長もクールダウンしてるし。
その間に先進国がやるべきことは以下2点と思う。

1. ガソリン車に替わる低環境負荷車の実用化
2. 「イケてるライフスタイル」の価値観転換

1については、燃料電池車はさすがに時間がかかるだろうから、まずは電気自動車でしょう。
アメリカももし「自動車産業」に2兆円以上もの公的資金を遣うなら、ビッグ3ではなくベンチャー企業や他国企業まで範囲を広げて新技術開発に投資した方がよっぽど有効だろう。

2は、「ガソリン車より電気自動車や自転車に乗ってる方がイケてる、もてる」という価値観をマジョリティにすること。
これだけ環境環境と言われる世の中になっても、やはりまだ「フェラーリ最高、自家用ジェット万歳」みたいな価値観は根強くある。
僕はまったく興味ないけど、考え方として否定できるものでもない。客観的にはフェラーリはプロダクトとしてカッコいいと思うし、高い車乗って高い服着てロマネコンティ開けて、みたいのは孔雀の羽と同じセックスアピールの一つであって自然な行動であると思う。
「ダサいけど地球環境のために我慢して電気自動車乗れ、自転車乗れ」では絶対に世の中は変わらない。我慢してるだけの人なんて魅力ないし。
カッコいい電気自動車や自転車がどんどん出て来て、カッコいいといわれる人たちが乗る。そうならないと。

irukaに乗ってる人はカッコいい、そう言われる自転車を作ります。

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連休は御宿でオプト波乗り合宿でした。良いコンディションではなかったけど、思ったよりはできたので満足。
写真はビーチにあった看板。


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