2008年6月23日月曜日

株主ただ今1名


株式会社イルカは株主も私一人です。
イルカは上場はめざしません。
事業資金は会社の利益と僕個人の財力の範囲でまかないます。
ということで、これからも株主は僕だけでいくつもり。

イルカは「自転車ベンチャー」と言われることがあるが、しっくりこない。
「ベンチャーキャピタルがリスクマネーを投資し、上場のキャピタルゲインで一攫千金を狙う」ということがないし、「ベンチャー企業」よりも「スタートアップ企業」の方がフィットする感じがする。

「上場」とは「株主が自由に株を売り買いできる状態にすること」なので「株主が出入り自由な状態にすること」とほぼ同義。
株主とは「会社にリターンを要求し、不満であれば経営者をクビにできる(または株主であることを辞める)」存在なわけなので、上場は経営者を割と、というかかなり面倒な状態に置く。

にもかかわらず上場をめざすベンチャー経営者は多いが、なぜそんな面倒なことをしたいのか?
いくつかのインセンティブがあるが、もっとも本質的な理由は資金調達が容易になるから。

逆に言えば、資金調達の必要がない、すなわち自己資金の範囲で事業を発展させるか、そもそも事業を拡大する必要がない(これ、今後の社会ではリーズナブルな経営戦略の一つだと思う)のであれば、資金調達の観点でいえば上場する必要はない。

僕はオプトで上場を体験し、それは本当にすばらしい経験だったが、一回やったからもういいです(笑)。
イルカでは必要ないんだもん。

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坂が好きなわけですが、文京区の自宅周辺にはなかなかの良坂が多い。
写真は自宅マンションを出てすぐ、椿山荘方面に登っていく坂。
この本で初めて名前を知った。七丁目坂という。


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