上場について、イルカとは関係ないが思い出したのでついでに。
上場とは、本質は株主を出入り自由な状態にすること。
自由に出入り=自由に株を売り買いできることは、それだけで価値がある。
一般的に(あくまで一般論)上場すると非上場のときより株価は高く評価される。流動性プレミアムである。
先月の話だが、イギリスのファンドTCIによる電源開発(Jパワー)の株式取得に対して、経済産業省と財務省が中止命令を出した。
「電気の安定供給や原子力政策に影響を及ぼす恐れがあると判断した」とは経産省のコメント。
僕も電力行政についてはまったくの門外漢だが、そのような恐れがあるならば、
①電源開発社を非上場にする
②電力供給など操業面で法規制を設け(既にあるのだろうけど)、国のライフラインを担保する
とすべきであって「上場は維持したまま、株式の取得を制限する」のは不合理である、と思う。
くどいようだが、上場の本質は株主を出入り自由な状態にすること。
国家が株主を制限するのは、上場の本質を損なっている。
だいたいさー、
外国人が株主になっちゃいけないといっても、
日本の資本で日本に本社があるけど経営者がバリバリのアメリカ人のファンド とか
資本も所在も経営陣も純日本だが、社長がアレなファンド とか
どうすんのよ。
マーケットを国家が制限しようと考えることが間違っている、というか、そうなったらマーケットではない。
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旅先での写真。
ノルウェーのベルゲンで見つけた「小便かけられ小僧」の像。
どんなシチュエーションなのか、かけられまくって小僧号泣。
かける方も、四方向からかけるのはどうよ。
2 件のコメント:
管理部門所属の被用者である私にとって“上場企業”とは
ずばり“働きやすい場所”です。
上場していない会社で働いたことがありません。まぁ、、そもそも、、、管理部門自体、上場している(またはそれに近い思想を有する)会社でしか必要がなかったりするのかも知れないけど…
管理部門に所属する人間からしてみると、“場”が上位であればあるほど“働きやすい”といえる印象です。
つまり。数種の場(に属する会社)に我が身を置いてみて、正直なところ!東証一部の会社が一番働きやすかった!!!訳です。“管理系部門所属”であることがポイントです。
東証一部の会社で働いているときは、基本的には事業部門の意見に自分の部門の意見が押し切られたことは殆どなかった、もとい、押し切ったことしかなかった記憶。
…それではつまらない、ように見えるかも知れないけどそこまで あーもうーもなく“とにかくダメなもんはダメ”という通し方ができる訳ではなかったので、とにかく色々考えて、材料もそろえて、
押し切って押し切って押し切り倒した感じでした。
冷静に非常に勉強になったし、身につけられた物を考えると“人生変わった”といえるほどです。
自分の立ち位置からは、会社を立ち上げて懸命に運営してきた人にとって“上場が招く面倒な状態”の一つはこれ、と言えるのだろうなとも感じてます。それでも良いの?覚悟するの?というのも。
今の自分は すごい小さい会社で事務関係全部フォローしてみたいなぁとも思うし、やっぱり“強気の管理系”たる姿勢を維持できることが自分にとっての“面白み”なのかなぁとも思う。
私は
医者や弁護士のように頭を使って人を助けられる仕事に携わらなかったことに対する自戒と後悔が消えなくて…
やっと最近自分が相当怠け者(テレビとお酒がやめられない)だという自覚を持ったけれど、それでも消えなくて…
そこに小林さんの “仕事は面白いし基本的に好きだからやってるんだよね”的なノリが、実在する自分を導くように思ったの。だからサラリーマンとして、というか、小林さんの表現の中に探す“ビジネスマン”として、生活してゆくにあたって、可能な限り。今日も迷いを消したくなる。
キー局とか、法令で業務が規制されていて、かつエクイティファイナンスの必要がそれほど無い企業は上場しちゃいけない仕組みにしちゃえばいいんですよね、きっと。
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