2008年7月9日水曜日

余生を送っている(笑)と見られることについて


「採算度外視で夢の自転車を作るわけですか」
「悠々自適でいくわけですね」

知人友人に「自転車ブランドを立ち上げる」と説明すると、割とこのような反応が多い。

余生と見られている(笑)。

確かに僕は今、(ちょっと感じ悪いけど)食べるために働く必要はない。
しかし、株式会社イルカは利益には徹底的にこだわっていく。
その利益を、給与や配当など僕個人の財産に「換金」できなくてもまったく構わない。

会社の利益は、ゲームのスコアだ。
利益度外視で会社を経営するのは、テニスで試合をせず漫然と打ち合っているだけのようなものだ。
それはそれで楽しいが、試合をした方が面白い。

今年のウインブルドン男子シングルス決勝は、すばらしい試合だった。
優勝したナダルが手にした賞金は、1億6000万円。大きな金額である。
だが、もし試合の途中で「悪いんだけどさー、今年賞金出せなくなっちゃったよ」と言われても、ナダルもフェデラーも変わらずプレーを続けるだろう。

このビジネスというゲーム、スポーツと違うのは、誰かを倒さなくても、誰か(顧客)に喜んでもらえば点が入ること。
利益追求、すばらしいことではないか。

というわけで何が言いたいかと言うと、
オレは余生じゃねー、と(笑)。

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写真はガンジス河で迎えた日の出。
インド、今まで行った国で一番わけわかんなかった。
そこが魅力なんだけど。


1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

わ!Blog書いてらしたんですね。
僕、小林さんの書く文章が好きなので、
とっても嬉しいどす。

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